自罰的備忘録

頑張ってる自分に酔いたいけどストイックには頑張りたくない半端サイクリストの備忘録です。戒めも兼ねてます。

埼玉県の唯一のAJOCCレース・松伏シクロクロスに参加してきた話

はい。少し間が空いてしまいましたね。

 

実はこの記事に書く松伏シクロクロスの前に、大磯クリテリウム第2戦・前橋シクロクロスにも参加してきましたが、あまりにもあまりにもな結果だったので記事を書く気が起きなくて、結果として流してしまいました。

 

それぞれさらっと振り返ると、

 

①大磯は5年くらい振りの出走。そもそもコースに苦手意識がすごく、全くモチベがないという状態でした。今までは集団後ろでひらひらしているうちにコーナーでインターバルかかって死亡というのが毎回のパターン。

 

だったので今回はスタート直後から逃げ打つ気持ちで強めに踏むことにしました。

 

ですが弱いので集団を引き延ばすだけで終了。一周まるまるただ引きして後ろに下がります。その際間に入れてもらう場所を見つけられず最後尾まで下がりしばらくコーナーで苦しめられる羽目に。

 

その後何周かかけて回復し、残り2周のホームストレートで一気に集団先頭に出ました、が、小田原側コーナーでインに入ってしまって、インベタで回れない感じだったので前をゆずって一気に後退。

そこでなんで譲ったんだ…ってなって、もともと風前の灯火だったやる気が完全に消えました。

 

集団についていくだけついて最終コーナー回った瞬間踏みやめて、水を飲みながらゴールっていうあれ。なんていうかもっとあったよなという反省しきりのレースになりました。

 

②前橋は、コースのいたるところに苦手要素がてんこ盛りでずっとほぼ最後尾をひらひらしていました。特にパンプゾーンでビビり散らしている間にかなりポジションを下げました。直線で抜き返し、パンプで抜き返されを繰り返す賽の河原状態。

結局アンダーの選手にラップされフルラップすらできず終了。80%とかいうかつてない屈辱を味わいました。フルラップできなかったのもC3上がりたてのお台場以来で結構メンタルに来た。

 

という2レースを経ての今回の松伏

今回は埼玉開催のレースということでいつも自転車関連ではよく付き合ってくれる友人宅に前泊させてもらえることになったので、土曜日に前日試走+シクロクロススクールに参加してきました。

 

今回のコースは公園内の小高い丘(山?)をメインに、芝生の広場などを使ったコースでした。芝の広場から山に向かって突っ込む感じでスタート。

 

 

つたわらないね。

写真の真ん中に移っている展望台が頂上ですが、スタートから割と距離があるので、高低差があんまりわかんないですね。実際登っている距離は短いのですが、登り斜度がきつくなる向きで登るタイミングは最高にキツい。

斜度がきつくなるタイミングの前にはだいたいコーナーがあるため、そこをいかにスピードを維持して登りに入るかが重要になるなと感じました。

 

(スクールでも、徹底的にスピードを落とさず流れるようにコースを走るためにどうするかということをテーマにして講習が進んでいたように感じます。

安全第一、失速したら踏みなおすんじゃい!という気持ちからなかなか脱却できていなかった自分にはかなりいい刺激になりました。

安全を最優先するべきポイントと、流れを途絶えさせないようにするべきポイント、自分のスキルレベルと照らし合わせてリスクマネジメントをうまく行うことが必要なんだなと改めて感じました。)

 

山肌に沿うように頂上まで登り、舗装路を少し走ったら降りに入ります。

山肌を横切りながら進むので、キャンバーとは言えないレベルでバンクのついた右ターン→左コーナー→少し右に振ってから左コーナー。

最後の左コーナーはタイトなのと、その前の右がほぼストレートなのもあってスピードが乗り、このコースで一番難しいコーナーだった気がします。

イン側のテープに突っ込んで落車してる人を複数目撃したポイント。

 

その後もスピードの乗るくだりが残っていますが、土がフカフカなので接地感が薄く結構気を使います。降りきった後はゆるーく弧を描きつつ登り返しへ。

 

がっつり芝の直登→右ターンでキャンバー気味→右180°行かないくらいターン→左180°ターンをだいたい全部くだりでこなしてから土の林間コースへ。

一箇所枝が張り出している場所があり、強めに左肩を打って痛い思いをしましたが、ここは割とふみふみできる区間

 

その後左ターンからまたキツめの登り。

ここがまた土がフカサラで登りにくかった…

のぼって平地?の直線を終えるとまた山肌を沿うように降って行きます。右ターン→左ターン→ここから一気にカーブのRがゆるくなるのでスピードが乗る区間になります。(右コーナー)→左コーナー。

 

降りきって芝の平地。

このコースで一番長い平地直線。バリアを置くならここだろ!と、前日試走ではまだテープも張られてなかったのできっと当日は置くだろなーと思ってたら当日もなかったです。マジでただの芝直線。

 

その後トイレの建物の上を通るフライオーバー???を越えてゴール前のくねくね区間へ。

高速でコーナーに突っ込める箇所ですが、レースが進むにつれ芝が死んでスリッピーに。

かつ二個目のコーナーから三個目に移るのが速いので、気をつけないとアウト側に突っ込む羽目になります。今考えたらあそこもっとスムーズにいけたな…

そこからもういっこ左ターン→ 右90°を二個組み合わせた複合コーナーを抜けるとすぐにフィニッシュラインです。

 

全体的にコース幅が広く、無限のパワーを持っていればいくらでも抜きどころがありますが、残念ながら無限のパワーを持っていないので、如何にスピードを落とさず登り前のコーナーを流れる様にこなせるかがキモになる感じでしょうか。

 

さらにバリアなしの降車ポイントなしなのでミスさえしなければクリートを外す必要もないスーパースピード(というよりはパワーか…?)コースです。

一方で、降りをスムーズにこなすのは決してイージーではなく、自分のコントロールできるスピードによって最速ラインが変わるシンプルながら奥の深いコースに感じられました。

 

とかなんとかわかったようなことを言ってたらレース当日。

 

前日試走とスクールで教えてもらったことをそのままME4を(ぼくのMTBで)走るオタクに喋りちらしながら試走します。

前日試走では林間など芝以外の箇所は枯れ葉がコースを埋めていてトラクションがかけにくかったですが、おそらくブロワーで吹き飛ばしたっぽく、よりパワーがものをいうコースに変貌を遂げていました。なんて(余計な)素晴らしい仕事なんだ!

 

試走を終えるとME4は即レース。

僕の出るME3はその間にマスターズカテゴリを一つ挟むので、ゆっくり応援(煽り散らす)ことができます。

これは実際すごく嬉しかった、だって一番楽しいし…

 

ME4は1レースに90人近い人数を詰め込む今まで見たことない人数でのレース。

いや2レースに分けたれや…と思いましたが、スタート直後はコース幅がスーパーワイドで、一周目は70番代のオタクがシングル狙えそうな位置を走っていた(なんならオタクの隣にいた学生さんが勝ってた)のでまあ問題ないのか…?実際走った人の感想を聴きたいけど聴き忘れたわね。

 

観戦時も一番キツい登りを観てから少し山を下ればゴール側の平地前に向かう降りを観に行けるという観戦者フレンドリーなコース設定。もちろん煽り散らかしました。

 

 

かっこいい(自(分のとった)画(像を)自(分で)賛(える))



 

MTBがハンディになるかな…と心配していましたが、登りがキツい関係からギアがワイドなMTBが意外と有利だったらしく、オタクはがしがしと登りで他選手をパスしていきます。つよい。

 


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これマジでシングルあるで…!

 

と思ってたら裏の降りで他選手の落車に絡んで転倒、その後半周以上クリートがハマらなかったらしく(初めて乗るバイクで初めて使うクランク兄弟だからしゃーないね…)一気に20個くらいポジションを下げてしまってました。

 

ここで20人抜け!などと無責任に煽り立てながら観戦続行。いやーやっぱ無責任な発言より気持ちいいものってないな。

そんなこんなでたっぷり観戦を楽しんだあとは私のレースに向けてアップを開始します。

 

煽り散らして満足したしもう帰ってよくない?????

 

そんなことは許されなかったのでとりあえずコールアップされに行きます。

ME3も大所帯で70人近いエントリー。

ぼくはだいたい1/3くらいの番号かな…

 

いやなんでこんなに多いんですかね???

御殿場なんてDNS居たから30人割ってたのに。

 

正直松伏より御殿場のほうが終わったあと観光とかできて良くないか???某ハンバーグとか温泉とかアウトレットとかさ。

 

ともあれ。

 

今回はスタートで(周囲よりは遅いものの自分基準で)クリートキャッチに成功。

前は塞がれていましたが、1コーナーでアウト側になる左が空いていたのでとくに脚を使うこともなくするすると上がることに成功。5番手くらいにつけられたかな?

 


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その後の登り2コーナーは左がインになりどう考えても詰まるので、後ろをチェックしつつ真ん中からちょっとアウト側に移動。

ここで2つくらいポジション落としますが結果的に楽だし早いはずなので必要経費と割り切ります。実際どうかは知らん。

 

そして本格的登坂に。

斜度がきつくなった瞬間からみんな速なるんなんなん?もっととりあえずこなす感じで行こ?

 


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一周目からグランツールの勝負どころで遅れる選手ばりの苦しみ方を魅せていきます。

ちなみに毎周やってるしこのあともっかいキツくなるとこでも写真撮られてる。

 


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キッツイ登りを終えた心臓ぴょんぴょん状態で降りへ。リーンアウトとか後ろ荷重とかライン取りとかいろいろ気をつけようと思ったことがだいたい吹き飛んでてつらい。

 

と思ったが、意外や意外。

なんと降りで前との差が詰まるんですね。

ぼくと走ったことがある皆さまはご存知かと思いますが、私はくだりがマジで遅いです。

とくにロードなんかは登りで抜いた選手全員に降りで抜かれるなんてこともザラです。(ex.ニセコ、ツールド北海道など)

 

それが前日試走とスクールのおかげか、どんどん降りで差が詰まる!うわなんだこれめっちゃ嬉しいし気持ちいいぞ…前が血反吐吐く思いで絞り出したマージンを重力という偉大なパワーで無にできる…こんないい思いをいままでみんなしてたのか…

許せねぇ…(???)

 

と、調子に乗りつつ一周目は7番手くらいで気持ちよく終えましたが、2周目の登りあたりでアレ?ってなりはじめました。

 

みんな激坂直登速くね?????

 

そう。ノーパワーが露呈してしまったのです。

降りでも平地でもおいていかれる気がしない前との差が登りでどんどん開いていく…

 

登りとの間にある山肌を横に突っ切る箇所でなんとか差を詰めますが、周回を重ねるごとに登りで奪われるマージンが増える…これこっちがタレてるのもあるな…?

 

 

(この動画の前には、撮影者”何タレてんだ踏め!”→ぼく”タレとるんちゃうねん!”というセリフがあります。)

安全運転なんや!!!!安全…運転なんや…

 

まあ実際平地ではつめかえしてるしタレてるというか短時間パワーが出せないだけな気はする。

 

やっぱインターバルメニューしないとだめかもしれない。去年は息も絶え絶えになりながらやってたメニュー、今年はツラさが先行してていっかいもやってないもんな…

 

そんな感じで登りでズルズルやりながら残りの周回を消化。

周回中最後の登りでパスされた相手を平地コーナー後の立ち上がりで差し返すぞ…と思って機を伺ってましたが、狙っていた最終コーナー後の直線を実際よりも長いと勘違いしていて距離が全く足りず無事に爆死。

 

コーナー立ち上がったらもうフィニッシュで踏むことすらやめたもんね。無理だから。

 

というわけで昇格はもちろんシングルすら逃しました。

 

一方で順位%は今シーズン最高、降りに手応えを感じることができるなど個人的にはいいレースでした。

 

ありがとう前日スクール。ありがとう講師のみなさま。松伏町に繁栄あれ。

 

いやー、前橋で80%とかやったときはほんまもうCXやめたろかとか思ったけどよかったよかった。

ていうかコースで成績に差がありすぎ。(稲城75%付近、前橋80%付近フルラップ失敗⇔御殿場30%付近、土浦30%付近、松伏20%代)

 

いやー、次こそまずはシングルとりたい。

 

そいであわよくば今季で昇格…いやむずいよな…

ME4にいた時とやっぱり違う気がする。

そりゃどっかのME4で最低でも3位に入った人がほとんどなんだもんね…

 

するするとストレートでME1とかまで行く人とか見てるとツラくなるけど、自分はそんな強い人間じゃないしマイペースでなるべく頑張って行きましょうかね…

 

年内は次週の茨城CX城里→翌週の野田CXの予定。

 

野田はなんか悪名高いから観戦だけにしようかな〜とかおもってるけどどうしよう。

MTBで走ってシングルトラックで道塞ぐマンになるのもいいなぁ(

 

(ともあれ、前回前橋で負けた数人に今回圧勝したので満足です。)