自罰的備忘録

頑張ってる自分に酔いたいけどストイックには頑張りたくない半端サイクリストの備忘録です。戒めも兼ねてます。

CXシーズンイン・初戦から遠征、御殿場CX Powered by 湘南シクロクロス に参加してきました。

これを書いているのは11/13です。世の自転車乗りにとっては野辺山CXだったりツールド沖縄だったり、ビッグイベントが盛りだくさんな週末でしたね。

 

そんななかぼくは道東の林道を全日本クラスのライダーが流して走る後ろに、必死についていくという週末を過ごしました。こっちがいっぱいいっぱいの状態で向こうは息も上がってない…という経験をしました。膝が痛い。心は痛くもならない。

 

さて、そんな11/13ですが、実はもうCX2戦目に見繕っていた茨城CXの常陸大宮ステージまで一週間しかありません。このままだとせっかくのシーズン初戦がなかったことになってしまうので、寒い部屋でPCに向かうことにしました。まあ結果はしょっっっっぱかったのであんまり書くこともないといえばないんですけど。

 

表題の御殿場CXは10/23開催でした。もう一か月近く経ってるやんけ何さぼってんねんって話なんですが、レースに出た3日後くらいから流行り病に倒れてしまっていたので、翌週末は宿泊療養施設で日本シリーズを観て過ごしていました。

宿泊療養施設を退所した次の日からまた週末だったのですが、倦怠感から一日中寝て過ごしていたので、実質この週末がまともに活動できた最初の週末みたいな感じですね。

 

さほど発熱しなかったものの、頭痛や喉の痛み(飲み物を飲むのがつらかった)・倦怠感がひどく、重症化したら本当にやばい病気なんだろうなと身をもって感じることになりました。

 

病気の話はさておき、御殿場CXの話をしましょうか。

なんで遠征してるかとかいろいろ話せば長くなりますが、今回は流行り病の話で前説部分を消費してしまったので割愛します。(なんかまた書く機会もありそうだし)

 

今回のコースはこんな感じ。

 

恒例の以下略。基本的には左側に向かって登り勾配。

スタートからS/F地点までは舗装路の登り。3%くらいかな?個人的には踏みやすい斜度で好物。

 

登りが終わって右コーナーを越えると石と砂の駐車場みたいな路面がちょろっとあったのち、①でちっちゃいながらもカクっと下りながらの左コーナー。

すぐに曲がって下った分登らされるので、少し怖いかも。

 

 

こんな感じ。
左コーナーというよりは回り切らないターンみたいなイメージでくだった分登る。

②までは砂利の登り。うまくすれば3人は並べそうなのでパワーでどうにかするポイントその1。

 

③までは路面が芝にかわるものの、平坦から登りに変わっていく幅広部分。

特定のラインを外すとやたら脚を使わされる部分があるので、実質的に前に続くしかない部分もあるものの、短い登りなどは広くパワー任せでの抜きどころ。

 

④までは一瞬林間に。ここ以降の林間も同じですが、木の根が出ていたりなんだりで33mmのCXタイヤだとうかつに踏むと跳ね飛ばされます。しばらくMTB乗ってたからうっかり踏んで怖い目に遭いました。

 

⑤まではほぼ平坦~微登りの砂利道ストレート。一番長く安定して踏めるポイントのはずですが、なんかスピードが乗らなくて軽めのギアでやり過ごすことになりました。ちょっと反省してる。

 

⑥で本格的に林間セクションの前半に。樹の迷路って感じ。木の根もちらほらあるのに加えて、コーステープがどっちに曲がってるのか分かんなくて突き破りそうになって減速、挙句の果てには足つきとかやりました。多分真後ろにいた人はキレてた。

 

途中には結構ふかふかの砂地(火山灰らしいです。かつて富士山から出たやつ?)がありました。試走では乗ったままクリアできるかなと思って突っ込みましたが、7割くらい進んでから足着いたので本番は降りて走ることに。

砂地の部分だけ考えたら間違いなく降りたほうが速かったけど、再乗車に毎回もたついてたこと考えるとどっちがよかったか微妙な感じ。まあ乗車クリアできてないので意味のない仮定ですけど。

 

⑦にはまた火山灰地帯(乗ったままクリアできる程度)からきつめに下っていく土の路面に。下った先で右に曲がる部分が少し水分を含んでいて、レースが進むにつれてぬたぬたになっていって結構怖かったです。

 

⑧までは特に書くことがない芝区間。きつめの登りが1か所あるので踏みどころではある。

 

シケインを越え左180°ターンをしたのちは⑨で再度林間セクション。

くねくねくねくねコーステープ見失いそう+木の根+なんか微妙に凹凸とか傾斜のついたコーナーで毎回大減速→立ち上がりでガチ踏みのインターバル大会でした。

 

⑩で舗装路に戻って一周。

こんな感じです。

 

試走で一周した瞬間にはこれは無理だなと思いました。

上のコース完走はレースも込みでの印象になっていますが、試走した直後は抜きどころがほぼないイメージ。初戦なこともあって最後尾スタートだったので、最初のコーナーまでに先頭をとるのはスタート難の自分には無理。

 

怪我なく帰ることに目標を切り替えよう…って感じになってました。

そんな腑抜けた状態でアップして出走を待ちます。

 

 

あれ?こんなに肌出してるの僕だけじゃね?

 

この日の御殿場は気持ちのいい晴天で、夏か?ってくらいの気温に。完全夏装備での出走になりました。今までは真冬(それか道内の秋)のCXにしか出たことがないのでなんとなく違和感。

 

なんやかんやで出走時間に。周りからは遅れたものの、いつもよりはスムーズにペダルを捕まえることに成功。登り勾配が一回落ち着く左コーナーまでにある程度ですが位置を上げることに成功。①のミニミニドロップオフに15番手以下20番手以上くらいの感覚で進入。

 

したと思ったら登り返しの斜面に対して斜めに入りすぎた選手がスリップダウン

横たわってるところに後続が突っ込み前転、しているところを下りに入る瞬間目撃したので急遽大回りにラインを変更。それでも2台分横たわってる選手がいるのでほぼ停止状態まで減速を強いられました。何とか足つきはせずに登りに。

 

登りでぶち抜きたいところですが、スタートループなので横いっぱいに広がっていて無理そう。登り切って緩んでる選手を幅のある芝路面で抜いて、ラインが限られる場所に入る前に前に出ます。

 

後は④~⑤、⑦~⑧、⑩~①といった踏み倒せるところで前との差を詰め、抜けるのなら抜く、後ろを離すってやって、⑤~⑦、⑧~⑩でそのマージンをコーナーで大減速して吐き出すっていうのを永遠に繰り返してました。

 

林間のセクションに入る前までに僕を抜けなかった方々は、ほぼシングルトラックのコースで大げさな加減速を繰り返す僕の後ろで大層苦しまれたことでしょう。

 

 

今回の犠牲者。もう二人くらいは僕も認識してます。

 

逆に、林間に入る前に背中は見えてたのにパスできなかった相手には、林間に入った瞬間からみるみるうちにコーナー1つ、2つ、3つと差をつけられていきます。

 

それを林間抜けた後のパワーセクションで捕まえるべく踏むわけです。

次の周の林間までに捕まえられた場合はいいのですが、脚にそこまでの差がなかったりすると差を詰めれども抜けず、林間に入っては再度離され…まるで賽の河原にいる気分です。なんでこんな刑罰みたいなことされてるんだ…

 

そんなことをしてるとやっぱり心が折れそうになるものですが、ギャラリーの方が何周目からか「あと2つでシングルだよ!」といってくれたのをきいて、思ったより上の方にいるんだな(27人くらいいた気がします)と思うとともに、シングルならまだ試走の感触からすれば上出来でしょという気持ちから踏みなおしました。

 

林間で離され、それ以外で詰める作業を繰り返すうちに、2周くらいずっと追いかけ続けていた選手を、何とか最終周の林間に入る前にパスすることに成功。

 

それ以外にもなんやかんやで抜いた選手がいたのでシングルは確保。

そこからは後ろを伺いながら大きくミスだけはしないように走ります。

 

林間(前半)に入る前にかなりの距離引き離したはずでしたし、シケイン後の後半にも僕の方がコーナー3つ分は早く入る程度のマージンを稼いでいたものの、あまりにも曲がれなさ過ぎて、最後の舗装路にはテールトゥノーズで3人連なって出ることに。

 

 

後は踏み散らかすだけ。

 

まあまあ道幅があるので、アホみたいに脚をつかってきた自分としては刺されないか怖かったです。先頭なのをいいことに道幅いっぱいに使って最短ルートを全開で踏みます。

 

黄色い人すごい体勢だな。

というわけでなんとかシングルリザルトでフィニッシュ。

 

昇格したいとかいってこの体たらくなのでアレですが、パワーセクションで負ける気はほぼしなかったので、本当にテクニック(というか恐怖心のもとになっているここまでならいける!っていう感覚につながる、攻めの経験のなさな気がします)が足りない。

 

最近永遠に8の字描き続けてたりしてましたが、それでようやく一緒に遠征してた友人の言ってたTCXの特性としての切れ込む感じ?とか、限界ギリギリの小さい8の字描こうとするのとちょっと大きめに描こうとするのでは要求されるスキルというか、バイクの扱い方は全然違うんだなとかにようやく気付きました。もう2シーズン目だよ?今まで何してたの?

 

この辺のことを意識的に全部やらないと、レースに必要なスキルは身につかない感じがします。8の字みたいな単調な練習って、やってるだけでやってる感が出てしまって目的意識が薄まりがちなので、何のためにやっているのかを念頭に置いてやらないと時間の無駄になってしまうんだなあとも。

 

という感じの反省込みで今季CX初戦でした。

 

次戦は来週の茨城CX(確か)第3戦・常陸大宮ステージ。

今季からの新設ステージで、平坦メインのテクニカルな部分のないCXデビューに向いてるよ!という触れ込みのコースみたいです。

ですが、竹林をコースに使っていますとの文言を発見していやな予感がしています。

これで登りもないとなると、御殿場より苦手なコースなのでは…?

 

 

とりあえずやれるだけ頑張りましょう。次戦は前日に大学の同期の結婚式にお呼ばれしたのが遠征の動機です。プログラムだけ見て二次会のこと忘れて(実際オフィシャルには予定されてなかった・移動の関係で出席できない)、エントリーしてしまった経緯もあるので、なんとなく結果を出したい気持ちになっています。

 

次の更新が早いかどうかでなんとなく結果を察してください。

 

 

これは内浦の例の海岸からの富士山。

最後になりましたが、一緒に遠征してくれたお二人。写真撮影してくださった皆様。(使用させていただいたのはTwitter:@Kai_Eosさま)ありがとうございます。