自罰的備忘録

頑張ってる自分に酔いたいけどストイックには頑張りたくない半端サイクリストの備忘録です。戒めも兼ねてます。

DoRide ササダ沼XC エキスパート で出走してきました。

前回、初めてDoRideXCシリーズにスポーツクラスで出走し、下りコーナーでコースアウトしそうになりながらも何とか勝利したので、DoRideのXCとしては最終戦であるササダ沼のXCレースは一つ上のクラスであるエキスパートクラスで参加してきました。

 

今回チーム耐久も出ましたが、長くなったので割愛してます。一言だけ書くと、エキパ走った後に耐久はマジできついです。チームでもきついのでソロはバケモンかドMだとおもいます。

 

↓前回のレースです。読み返しながらこの記事を書いています。

 

bibouroku-cycle.hatenablog.com

 

エキスパートは最上位カテゴリであるエリートと混走で、周回数もスポーツからは2倍の設定になります。

前回のサンライバのスポーツですら走りきった後にしかばねと化していたので、周回数が増える上、上位カテゴリのレーススピードで走ることになるのでエントリーはしたもののめちゃくちゃ不安でした。

前日にエントリーリストがアップされたするときにエキスパートカテゴリだけで20人弱いるところを見て、より一層不安がマシマシに。だって前回5人だったし…

 

 

ぱっと見難しくなさそうなのに、やったら難しいんですよこれ。

 

レースの前週には近場の山でエリート出走予定のライダーにボコしてもらいました。

結果論ですが、この朝練でラインどりとかリズム?的なものをつかむことの大切さを教えてもらったのが、今回のレースにとって本当によかった気がしてます。

教えてもらってばっかりだから練習一緒にするなら向こうにもメリットあるようにしたいけど、今のところできてないのでなんとかしたいなあと思うとともに、この夏乗り始めた人間が何言うとんねんという気持ちにもなる。

 

それはさておき

 

レース当日。朝起きて外にでると息が白い。寒い。もうやめて帰りたい。

 

しかも玄関前にシカ。逃げもしねえ。なめやがってよお。

防寒具あんまり持ってないマンなので、どんな天気になっていいようにインナーは厚さ別で三種類、タイツと暖かめのスウェット、ダウンジャケットなどなど…リュックの中身のおおよそが衣類で埋まっていきました。レース始めたての時はあんまり意識してなかったけど、気温に合わせたちょうどいい服装で待ち時間を過ごす、走るってのは本当に大切ですよね。

 

普段自転車のレースに出ようとすると、道東でのレースがないので前泊前提ですが今回は会場が近く(といっても1時間半ですが)てよかったです。朝自分の部屋から出発できることに違和感。

 

会場到着付近からやたら霧が出ていて、否応なく気分が落ち込みます。多分晴れてても不安で落ち込んでいたでしょうけど。

 

 

デイキャンプはじまったな。

人の持ってきたバーナーでインスタントのチャイを入れて飲み始める始末。あったかうまい。

 

しばらくするとおてんとさまも出てきて、なんやかんやで体もあったまったので、うだうだ言いながら試走に向かいます。

 

恒例のクソ雑コース図。

今回のコースはこんな感じ。

スタートから①まではほぼフラットですが、細かい起伏があってサスセッティングが詰まってない自分には突き上げがしんどい。

ところどころぬかるんでて、基本的にはコース端の締まっているラインを通ることになりました。地味に木の根がある場所もあり、脳死で踏むと吹き飛ぶ。

①は結構キツめの登り。いまだにMTBでの激登りをダンシングで登るコツがつかめてないです。Fサスに力吸われてる感じがエグい。ハンドル荷重すぎなのかな。

 

②までは特段書くことない平地な気がしてたけど、土が湿っててスピードが乗らないのでついついスピードが落ちがち。

②~③は背の高い草に囲まれた道。①までのように細かい起伏があり、無理に踏むと吹き飛ぶパート2。

 

③で橋(板)を渡って~④は道幅が急に広がります。路面も締まっていてパワーでゴリ押すならここ!なポイントその1。実際ここが生命線でした。

 

場所は違いますがこんな感じのぬかるみが各所に。

 

⑤から③の方向に戻るところは、下りのタイトコーナーからぬかるんだ急坂が連続する、(私にとっては)テクニカルなセクション。幅が狭くなるのでこのセクションに入る前に前に出ることができれば、走るシケインと化してテクニックのなさをカバーすることができます。なお、テクニカル(と思っているけど違うらしい)セクション全編が幅狭いわけではないのでうまく抜かれる模様。

 

⑥のあたりは下りコーナーからなめらかに連続する平地。凸凹もないので、思いっきり踏み倒せるポイントその2。ここをパックで走ることはあったものの、下りコーナー入る際に膨らんで後ろから追走する形になったためマージンを稼ぐことはできず。

 

⑦・⑧は木道。沼の淵の上に架かる桟橋みたいなのを走ります。幅が狭く落ちるとコトなので、ここでのオーバーテイクはなかったと思います。⑧のほうは木道にコケみたいなのが生えてるところもあり、実際に転落者が出ていた模様。コーナーは完全に徐行してその後思い切り踏みなおすスタイルで行きました。

⑦~⑧は平地なので踏み倒しポイントその3。スピードが乗った後にクランクがあるので調子には乗れないですが、うまくギアの上げ下げをしてリズムを作らなくちゃいけないポイント。

 

⑨で森の中を登りながらくねくねし、⑩に向かう直登。

 

木の根。これを越えた後にもいやらしい角度で根が出てます。

 

⑩は木の根とぬかるみが頻発する登りコーナーメインでのくねくね。ぬかるみが登りのコーナーにちょうどあったりして、グリップ抜けが怖い。

右の登りコーナーを抜けると下ってコントロールラインに。試走は2周しましたがおなかいっぱいです。

 

試走は9時くらいに終わり、開会式を経て長い長い待ち時間へ。

エリート・エキパは12時40分出走なので、約4時間をスポーツで出走する友達を応援したりなんだりして過ごします。

 

 

たのしそう。(キツそう)

餅撒き(!?)とかのステキイベントを経て、ついに出走の時。

最後尾出走だったので、前がつまるとしんどいなあとか思いながらサンライバで一緒だった方やロードで面識のある方とおしゃべりしてスタートを待ちます。

 

 

リラックスしたかったけど無理でした。いつもしんどい。

いつもよりはスムーズにペダルキャッチでき、さあ踏むぞって気合を入れたところで前が詰まってて終了。

 

林間に入って路面が悪く進まないので走る人がいないコース脇を踏み倒してポジションを上げます。背ゼッケンがないので前にいる選手がエリートなのかエキパなのかわからなかったので、抜ける選手は全部抜くぞの精神。

 

コース幅が狭くなるので②~③の間は我慢。④で広くなるまで前の選手にぴったりついていきます。④でがっつり踏んで前に出るとともに下りコーナーでがっつりブレーキ。

 

登り返しはぬかるんでいて、トレースする轍をミスるとグリップが抜けてかなり脚が持っていかれる感じがします。空振りのパンチは当たったパンチより疲れるみたいなやつ。多分。

 

一番タイトなくだり右コーナーでは、後ろからのイラつきを感じながらほぼ停止状態まで減速して曲がります。ほんとすみません。怖くて。

 

後は木道とかこわこわポイントをとにかく安全にこなしては踏めるポイントで踏みなおすを繰り返す。いつもと同じ。

 

1周目でポジションを上げるためにかなり踏んだので、パック走行に入った2周目はテクニカルセクションで離されないようにする以外はこなす走りで体力回復に努めます。

 

 

ラインでファンサ(?)をするぼく。なお受取人はいない模様。

ゴールしてないのに何してるんでしょうね。ばつの悪いことにしっかり写真に収められている…

 

そのあとは3周くらい6位争いをしていたでしょうか。テクニカルセクションで離され、最大数秒差がついていた気がしますが、毎周回コントロールライン後の平地で追いつくのを繰り返しているうちに、持久力の差で6位ポジションを単独で確保することができました。

 

コントロールラインを越える度に会場アナウンスで前との差や詰まっているかどうかなどを聴くことができたので何とか踏み続けられた気がします。

一番大きく差がついていたタイミングでは、前が見えなくなっていたタイミングもあったので本当に助かりました。やっぱり前が見えてないと追うにも追えないから…

 

 

多分5位か6位に上がったポイントな気がする。覚えてないけど。

 

残り2周くらいで両脚とも攣りかけの状態になってしまい、後ろを気にしながらごまかしごまかししながらなんとかゴールまで。

ぶっちゃけきつすぎて2周目以降の6位争いしてるときは周回数数えるの放棄してた(から最終周回のジャンでようやく周回数を理解した)し、なんかどっかで5位まで浮上したっぽいけどそれもどのタイミングか覚えてない。

 

終わってから振り返ってみると、上位陣との差がしっかり出たなあと思いました。特にテクニック。何はともあれ人並みに曲がれるようにならないともうダメですね。

でも正直、ここまで走れると思ってなかったです。6位争いしてるということがわかってからは、入賞の当落線上ということもあってテクニック面で離されても何とか食らいつこうという気持ちになれて、本当によかったです。

 

スタートで離されて、走力の合うパックに入るまでにがっつり脚を使ってしまったことを考えると、もっとうまく走れば勝負に絡めなくもなかった…とまでは言わずとも、もう少し前を走れたんじゃないかな…とも思う。

テクニック面抜きにしても短い急坂っていうコースでいうと苦手要素てんこ盛りなことを考えると、脚は負けてなかった気がするし。

 

 

表彰式にて。照れ隠しで目を剥きがち。

 

にしてもMTBはラインどりとか展開の仕方とかリズムとか、次こうしようって考えながら走る要素が多くて楽しい。少しの工夫が速さや脚を残せるかに直結するので、いろいろ試せるのが性に合ってる気がします。

 

こんな感じで年内MTBレースはこれで最後。DoRideレースは耐久がもう一戦あるみたいですが、ちょうど本州にオタク遠征の予定が被っているので、ついでにCXシーズンの幕を上げてきます。

 

というわけで次戦は湘南CXのうちの一戦、御殿場CXで走ります。

今季はC3昇格したいところですが、どうなるでしょうね。

MTBレース3戦や朝練を経て、土の上にも少しずつ慣れてきた気がするので頑張っていきたいです。

 

今季DoRideは終盤2戦のみでしたが、参加できて本当に楽しかったです。

MTBでレースができる場があるのが本当にありがたいです。運営の皆様、レース参加者の皆様、ありがとうございました。

 

来季は…エリートの固定ゼッケンかっこいいから欲しいですね。ちょっと難しい目標な気がしますが、このくらい大口たたかないと妥協しますからね。しょうがないね。