関東に越してきてから、ほぼおんなじコースにしか練習に行ってません。
北海道の信号も交通量もない道で練習していた身からすると、関東の死ぬほど進まない都市部をのろのろ走ってまで遠くの練習スポットに行く気に全くならないからです。
まあ北海道も雪っていう最悪のディスアドがありますが…(5ヶ月近く乗れないですからね)それを差し引いても結構とんとんなんじゃないかとすら思うほど関東の交通事情は練習のやる気がそがれます。
というわけで、普段は本当に決まった周回コース2つくらいが最近の練習です。
さすがにそんなことを一人でやっていると、今日別に走んなくてもよくね?とか、なんか膝痛くね?とか、朝予定の時間に起きられなかったしもうよくね?ってなりがち。
というわけで、練習コースに向かう途中で開催されているGIANTの試乗会に行くことにしました。
この試乗会のいいところは、先払い有料・完全予約制というところ!
先にお金を払って予約しているので、貧乏性の僕としては絶対に向かうことができます。外出たくないしいいや…をなくしてくれるってのが本当にたすかる。
さーて予約するか。GIANTのロードって実はしっかり乗ったことないんですよね。
今回の試乗会は有料ってこともあって、しっかり40分乗れる(おまけでサコッシュももらえます)ので、うまくすれば普段の練習コースまで行けちゃいます。
いまSCOTTの軽量オールラウンドロード(絶対に譲れない部分。諸説あります。)であるADDICT RCに乗っているので、やっぱり似た性格であろう軽量シリーズのTCR ADV SLかな…
SLグレードだけマイサイであるところのMがない…
ミドルグレードのADV PROにはMサイズあるのに…
え?どういうこと?
SL検討するやつに175㎝以上は少ないと思われてるんだろうか。まあ日本人の平均晨朝は171㎝くらいみたいな話を最近どっかで聞いたから間違いではないだろうけども…
うーん。どうしよう。
散々悩んだ末に結局ミドルグレードのTCR ADV PROにForce etapの搭載されたMサイズの試乗車を予約。
まあ今めちゃくちゃ自転車高いし、今後ハイエンド買えないだろうから今のうちにミドルを試しておくのは無駄じゃないよね。と自分に言い聞かせます。
ミドルなら買えるのか?買えないかもね。
当日、この試乗会のおかげで早起きに成功したので、試乗会の前にいつもの練習コース、いや…もうバレバレなので書きますが小山田周回に向かいます。
一周10㎞のコースを2周して、スタート地点のコンビに戻るといい感じの時間になったので試乗会の貸出地点である稲城の公園まで戻ります。
ちょっと早めにつきましたが、前の時間帯に予約がなかったようで、そのままサドル高だけ調節してもらって即座に貸出完了。40分のはずが50分くらいは乗れそうだ…
ということで小山田のショート版は走れそうだったのですでに往復した道を再度走ってスタート地点に向かいます。
まず感じたのは…
ハンドルが近い。
ポジションが合わないのは試乗会なのでもうしょうがないし言ってもアレなのでいわないようにしようと思ってましたが、それでも頭に強く強く浮かんでしまうくらいポジションが合わないです。
ADDICTくんが最低限入れなきゃいけないスペーサーのみ+120㎜の6°の(仮想)ステムなのに対し、100㎜10°ステムでこんだけスペーサー積んでたらそりゃね。
サドル高だけはビタビタなのでより印象に残ってしまったのかも。
次に感じたのは、すごくスムーズに転がるな…ということ。
路面からの突き上げもあまり感じず、乗り心地もすごくいいです。
そのおかげか、フル内装ではない・36㎜のホイールなどエアロをそこまで意識してない構成であっても平地での巡行にネガを感じることはありませんでした。
貸出地点からすぐにちょっとした登りなのですが、本来TCRがアドバンテージを発揮してほしい登りという局面では、ちょっとした進まなさというか重さというかを感じました。なんだろう、この感覚…覚えがあるな…
もちろん踏めば進んでくれます。進んでくれますが、ADDICTに比べると常にちょっと高めの出力を要求してくる感じ。
実際に、パワーもADDICTで同じ坂を走った時よりも高くパワーが出ていた気がします。
つってそういう感じのデータ出てそうなセグメントを走行ログから探してみたら全部ADDICTのほうがパワー出てたから貼るのやめた。(その分早かったからまあいいけど)
うーん。でも速度でてないわりに脚にくるんですよね。チラ見した感じは数値も出てた気がしてるんですが…(まあパワメ違うから何とも言えないけど…)
ダンシングでの車体のリズムはすごくつかみやすくて車体を振るのが楽でした。
未だにADDICTくんのリズムつかめてないんですけど。でもやっぱり無時に脚に来る感じは強い。
小山田ショートを終えてお写真とっとこ。ってなってから、今まで感じてきたことがなにに起因しているかにようやく気付きました。
TLRタイヤだこれ。
今まで感じたことぜーんぶZIPP 303FCをTLR運用してた時に感じたことだわ。
乗り心地がいいのも登りが妙に脚にクる気がするのも平地でやたら転がる感覚があるのも!ぜーんぶ!タイヤ(運用方式)起因だこれ!
はい。終了です。
ちなみに今のADDICTは25CのMichelin Power CUP(もちろんチューブド)+MageneのTPUチューブという新しいのか古いのかよくわからない組み合わせです。
そりゃ乗り心地良く感じるわよ。まあ僕はTPUチューブの硬さ、嫌いじゃないですが。
これに気づいた瞬間、なんかフレームについて考えてたのすげえ無駄だったじゃんという気持ちになった反面、タイヤ(運用方式とホイール)変えたらミドルでも全然いけるのでは?という気持ちも沸いてきました。ポジションも合わせたらこれでも全然問題ない気がする。
お値段はこんな感じ。すんごい幅があるけど、おそらく機械式コンポ+アルミホイールなモデルと、電動コンポ+カーボンホイールの差なのかな?という感じ。
コンポは12S化したいからまだしも、ホイール要らないから買うとしたらFSでいい気がするけど、このグレードFS単体売りなさそうよね。
シマノコンポのモデルだと、パワメ搭載のものがない感じでしたが、SRAMモデルには完成車でパワメ付きっぽい。このパワメ、見た目が好きなのでADDICTにも単体で採用したいけど、BB規格がDUBしか適合しなくてじゃあいいやってなった記憶。今もそうなんでしょうかね。
レバーもやけに落ち着いちゃってぼくはかなしいよ。
感性がおこちゃまだから、機械式Red22とかの時のレバーのグラフィックが好きだったんだよな。
チーム供給モデルだと差し色の赤が緑になったり黄色になったり青になったりでなんかよかったんじゃよ。
まあ今はフレームもマジョーラとかホロとか多いもんね。そこにパーツでもホロ重ねるのどうなのと思わんでもないけど、ごちゃついたレーシーなデザインよりは全体の調和がとれているのかも。(ぼくはフレームにもスポンサーロゴとか、使っているテクノロジーのロゴとか入ってるのが好き。ビアンキのカウンターヴェイルみたいな。)
そんな感じでした。なんか途中からタイヤの話ということにしちゃったり、デザインの(好みの)話になったりしちゃったりしたけど、タイヤ・ホイールを好みに合わせて変えれば大体の人はこのフレームで満足できるんじゃないかなって思った。(でもハイエンド欲しくなるんだよね。ぼくはアホなので。)つよいひとたちのことはしりません。